いまのところ私が読んだ範囲で桜宮サーガシリーズに院長が出てきたのは『ブラックペアン1988』の佐伯病院院長、『田口白鳥シリーズ』の高階病院長、『極北クレイマー』の室町病院長、『極北ラプソディ』の世良病院長。ただし世良先生については物語内でもあくまで『極北クレイマー』のラストから『極北ラプソディ』内まで暫定的な扱いともあるのでいささか微妙ではある。
佐伯病院長は医療ミスが表に出たことで舞台から姿を消した。だけど佐伯病院長の個人的な気持ちや思惑はさて置き去り際は綺麗な方と言えなくもない。
片や室町院長は見事なくらい丸投げ。もちろん室町院長の人望のなさや役所との折り合い、また行き当たりばったりさもあるからやむを得ない。
世良先生については『極北ラプソディ』が現状の問題を抱えたまま物語が終わってるのでこれまたなんともいえない。
それで高階病院長、このひとはタヌキだ丸投げだとまわりから言われながらも実際の肚はどうなのか。
『モルフェウスの領域』の段階で黒崎教授や田口先生に任せたいとあったけど本心か否かわからない(--;)。
室町院長のように逃げてはいない。だけど世良先生みたい根づいたかというのも微妙なポジションや言い回し?
たぶんにこんなひとが上司としたらまわりはストレスを抱えると思われる。だけど田口先生を論文ひとつ書かせないでセンター長にさせている。
手腕としたら気づいたら肩に手を回されてる。これは『田口白鳥シリーズ』での高階病院長と田口先生の恒例のやり取りにも見られる。
ある意味、孫悟空を掌でもてあそぶお釈迦さま。もしくは他人を化かすタヌキそのもの。
どこまでが真意なのか(苦笑)。
田口公平 (2016/03/27 Sun 13:46:36) ID:lZTQ5NjM1MTB SoftBank