悠「……っ…………まき」
苦しく、やっと絞り出せた声。
受け止めたくない現実は、
数を増やすばかり。
__咲哉にとっての私って、記憶に残るほどじゃなくて。
__あまり話さないし、
どうして私が、自己中だと分かるのか。
答えはひとつしかなくて、
でもそれを直視できない。
咲「軽々しく呼ぶなよな」
鋭く冷たい君の声。
滲むセカイ。
咲「真希……お前の事嫌ってるし。名前も呼ばれたくないっつってるし」
心に穴が開いた、より。
心そのものが、吸い取られたように。
心細さに近い感情。
真「咲哉……(苦笑)」
その笑いは、
私を哀れむもの?
孤独になった私を、
見下ろすもの……?
はななばなななの (2014/07/29 Tue 19:17:18) ID:1Zjg2NmRkNDg SmartPhone