歴史 (文化)

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歴史

歴史に関する小話やエピソード、地域紹介などありましたら教えてくださいね

りこ (2010/07/28 Wed 13:32:15) ID:4N2M4NzR0dXJ SoftBank

Re^6: 歴史 (文化)

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>>27
関羽の気持ち、誰もが関羽を責めるような事はしなかったし、劉備も責めずに温かく迎えた。
それなのに孔明の厳しい言葉、「関羽将軍に死罪を申し渡す!」この壮絶な宣告、ここまで読んで私は激しいものが込み上げてきました。
そして劉備の言葉。
> 「関羽の罪は重く、確かに許せるものではない。しかし、関羽の罪は私の罪でもある。
> 今までの忠節と功績に免じて、どうか許しては頂けないだろうか?」

「我が君の仰せともなれば、死罪は取り消しましょう。
> だが、関羽将軍。このたびの一件は決して許されるものではない事を、忘れぬようになされませ!」

この言葉に私もホッとしました。

しかし、もっとすごかったのはその後…

No.30 りこ (2010/10/28 Thu 19:19:50) ID:wNzMyODl0dXJ SoftBank

Re^7: 歴史 (文化)

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>>28
劉備と孔明の話に感動、ただ感動です。
私は、劉備、孔明、関羽のファンになりました。
そしてもちろんミンチさんの

素晴らしいお話をありがとうございます。

三国志、私はまだエピソードがあったら知りたいです

No.31 りこ (2010/10/28 Thu 19:26:02) ID:2YjYwM2N0dXJ SoftBank

Re^8: 歴史 (文化)

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いやぁ~、お恥ずかしい限りで御座います^^;
ん~。どうしたものでしょう。
正直、あんまり恥ずかしくて、「やめてしまおうかなぁ~」と思っておりました^^;
気長に待っていて頂ければ・・・うん^^;

それでよろしければ、・・・たまーにでも書かせて頂きます^^

No.32 ミンチ (2010/10/31 Sun 09:16:21) ID:xMGQ2MzR0dXJ PC

Re^9: 歴史 (文化)

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ミンチさん、うれしいです(^o^)

知識が広がると心が豊かになります

No.33 りこ (2010/11/09 Tue 14:06:17) ID:2YjYwM2N0dXJ SoftBank

Re^10: 歴史 (文化)

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今更ながらに、書いてみました。ナハハハ^^;
暇な時にでもお読み下さい。
ちなみに、今回は三国志ではなくて日本の「敦盛」です。


これは源平合戦の最中にあったエピソードで、世に言われる『一ノ谷の戦い』での一幕です。
「源義経」を中心とする源氏の軍勢が平氏の軍勢に対して優勢に戦いを進めておりました。
その最中の出来事です。

源氏の武者「熊谷直実」が駆け抜け扇を手にして呼びかけます。
「さあ!我こそと思わん者は、いざ我が前に出でたまえ!」
騒乱の中、一目で平家の武将と知れる見事な騎馬武者の一騎が直実の前に現れます。
扇を投げ捨て、直実は刀を引き抜いて馬を走らせました。
馬同士がぶつかり合い、刃同士が火花をあげて撃ち交わされます。
一合。二合。三合と続き、やがて直実が騎馬武者を掴み取り馬より引き摺り下ろします。
「さあ、お覚悟をなされませ!」
ぐいっと兜をを持ち上げ、その首を奪わんとした時。
はっ。と気がついたように直実の動きは止まります。
その騎馬武者は未だ十五、六。元服を迎えたばかりのような若武者だったのです。
それは貴き生まれでありながら、未だ官位を持たぬほどに若き平家の武士。
無官の大夫。平敦盛でした。
その若い命を今ここで散らせるのは、あまりにも不憫。
咄嗟にそう感じた直実の心が指の一本に至るまでの動きを止めてしまったのでした。
何度か声も無く口を動かした後に、躊躇いがちに直実は次の言葉を口にするのです。
「ああ・・・あなた様は未だお若く死を迎えるにはあまりにも早い事で御座います」
辛うじて搾り出したような声で直実はそう言いました。
戦においてあれほど勇猛を誇っていた武者の姿は、もうどこにもありませんでした。
「出来る事ならば、今すぐにお逃げ下さり生き延びて欲しく存じます」
敵将の首をあげるは武門の習い。武士を名乗るならばそれは当然の事。
直実のその心は、確かにそれを反した行いだったのです。
ですが、それでも直実の言葉は止まる事はありませんでした。
「直実殿!いかがしたか!?」
首を奪う事に躊躇う直実のもとに源氏の武者たちが集まり始めます。
「なぜ首を取らぬ!」「己の手柄とせよ!」
苦渋の顔をする直実に口々にそんな言葉が告げられましたが、しかし直実は動けません。
「よもや直実殿。平氏に寝返るのか!」「二心ありか!」「裏切るか直実!」
逡巡する直実を無視して周囲の言葉は罵倒に変わるも、やはり直実は動けません。
その時です。
「気遣いなど無用。ただただ我が首をとれ」
見上げる若武者はそう言うのです。
直実は天を仰ぎました。これが武士たる者の有様か。と。
ついに決意の後に直実は敦盛の首を奪ったのでした。



とまあ、こんな感じです。どうだったでしょう?^^;
拙文。大変に失礼しました。

No.34 ミンチ (2012/01/02 Mon 13:00:05) ID:iOWM5YzkxZTM PC

Re^11: 歴史 (文化)

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ミンチさんお久しぶりです。お待ちしていました。


読みました「敦盛」





「熊谷直実」が、躊躇する場、

> はっ。と気がついたように直実の動きは止まります。
> その騎馬武者は未だ十五、六。元服を迎えたばかりのような若武者



> 「気遣いなど無用。ただただ我が首をとれ」


直実の迷い、葛藤、そして決断。

苦しく悲しい戦ですね。

敦盛は若いだけでなく人の心を動かすほどの美少年であったようですね。


一合。二合。三合という言葉、勉強になりました。

感動がわきうれしいです。ミンチさんがまたこうして歴史を教えてくれたこと。

今年は大河ドラマに平清盛だそうですね。もしかしたらその場面があるかもしれませんね。

ミンチさん、ありがとうございます。

No.35 りこ (2012/01/03 Tue 21:08:13) ID:wNjlkZGYxYTE SoftBank

Re^12: 歴史 (文化)

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お久しぶりです。りこさん。
いやいや。随分とお待たせしてしまったようで、ごめんなさい。
んー。私も何度かチャンレンジしたのですが、どうにも上手くいかなくて。いやはや^^;


「敦盛」は人の生死。武士の有様について語られた話なのです。
それで、あんまり「敦盛」には関係ない話題なんですが^^;

よくある言葉に「死ぬ時くらい格好良くありたい」なんてセリフがありますけど。
私はアレって間違いなような気がするんです。
格好良く。潔く。美しく終わるために・・・うん。
そのような最期を迎えるためには、それまでにどう生きてきたのか?
そんな事が重要になるのかもしれません。

かなり以前に「良く生きる事が出来なければ、良く死ぬ事は出来ない」なんて。
そんな言葉を聞いた事があります。
武士として生きるからこそ、武士として死ぬ事が許される。
そうだとするのなら良く生きるからこそ、良く死ぬ事が許される・・・のかも。
だから「死ぬ時くらい格好良く」ではなくて。
「死ぬ時こそ格好良く」と言う言葉が正しいんじゃないかなぁ。
そんな最期を迎えたい。と願うからこそ、人は良く生きようと努力出来る、のかも。


いやいや。私もそんな立派な人間ではないので、何とも言えないのですが^^;
それに・・・ちょっとネガティブな感じだったかもしれません。
もっと明るくハッピーな感じで良く生きられるのなら。
絶対にそっちの方が良いに決まってますものね^^

No.36 ミンチ (2012/01/08 Sun 23:07:51) ID:jZDdlY2Q2MDI PC

Re^13: 歴史 (文化)

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ミンチさん、待ってます。どんなに時が経とうとしても。ミンチさんが歴史やその他の事を書きこんでくれる事を。私は、ミンチさんに歴史の事を教えてもらうのがうれしいです。でもそれにも増してミンチさんに出会えた事からミンチさんは私の心の中にずっと存在しています。姿は見えなくてもこうしてミンチさんとここでかかわり合う事が私の生きる喜びにつながっています。





「死ぬ時くらい格好良くありたい」という言葉があるんですか。
それに対してミンチさんの考えは、おおそうだよねと多いに賛同です。

私が人生の教えを受けているある寺のお坊さんからそういう話を聞きました。

「生を明きらめ死を明きらむるは最も大切な事」
自分はどのように生きるかという事をはっきりさせていくという事だそうですね。人間ていくつになっても迷いがありますよね。その時、自分はどうありたいのか、どうなりたいのか、どこまでできるかと自問自答したりしてます。それでも失敗して落ち込んだりとか。うん、これは人間だからだなと自分をなぐさめたり。

ミンチさん、ミンチさんと語るのとても楽しい。

No.37 りこ (2012/01/09 Mon 11:18:03) ID:hMThmNmViY2R SoftBank

Re^14: 歴史 (文化)

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さてさて。ご期待に答えられるかわかりませんけれど。
ちょっと頑張って書いてみました^^;
実は、先に書きました「敦盛」にはもう少し続きがあるんです。


「一ノ谷の戦い」にて平敦盛を討った熊谷直実でしたが、
討ち取った後も苦しみが消えるはずもなく、苦悩と後悔が直実を襲うのでした。
殺すべきではなかった。討つべきではなかった。
死ぬような年齢ではなかった。見逃すべきだった。生かすべきだった。
それは直実自身もまたわかっていた事でした。
しかし、仮にそうだとしても己が武士であると言う一点で、それは決して許されなかったのです。
苦悩の果てに直実は、ついには武士である事をやめてしまいます。
直実は出家して名前を「蓮生」と改め、仏門に生きようとしましたが。
それでもなお、蓮生の苦悩は深く僧侶となった後も続いてしまうのでした。

日本のどこか。
日も暮れた夜の深い闇の中に蓮生の姿はありました。
その姿は苦悩のあまり、まるで幽鬼か何かのような有様になっておりました。
目的もなく、ただ延々と長く歩き続けた蓮生は疲れ果てて地面に倒れます。
もはや生きているのか。死んでいるのか。それもわからない曖昧な意識の中。
不意に蓮生は顔を上げました。
既に時刻は夜のはずだと言うのに、なぜか自分の目の前が明るい事に気がついたのです。
蓮生の前で奇妙に立ち上る煙があり、その煙が驚くべき事に人の形を成したのでした。
「ああっ!」と声を発した蓮生は、そこに在りし日の平敦盛を見たのです。
「直実殿。なぜそのように苦しまれるのです?」
敦盛は語りかけます。
「敵将の首を討つは武門の習い。まして貴方は私の首を弔ってくれた御方。
感謝しこそすれ、なぜ恨む事がありましょう。
どうかそのように苦しまれるのはおやめ下さい」
そう言い残すと敦盛の姿は最初から何も無かったかのように消え去りました。
果たして、それは蓮生が見た夢、幻だったのでしょうか。
蓮生は痩せ細った両手で自分の顔を覆うと、涙と声が枯れ果てるまで号泣したのでした。


とまあ、こんな感じが能楽。幸若舞「敦盛」の大筋です。
この「敦盛」は武士の悲哀の歌として、後世の武士にも非常に好まれていたみたいです。
有名どころでは桶狭間の戦いの前に織田信長が敦盛の一節を舞った事が有名かな?
「人間五十年。化天の道を~」と言うアレですね^^

No.38 ミンチ (2012/02/05 Sun 23:33:44) ID:xNjQwN2ZiYjE PC

Re^15: 歴史 (文化)

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ミンチさん!


熊谷直実のお話ありがとうございます(^人^)


出家してもなお、苦しんだなんて相当すごいトラウマだったんですね



> 「敵将の首を討つは武門の習い。まして貴方は私の首を弔ってくれた御方。

どうかそのように苦しまれるのはおやめ下さい」

敦盛の言葉に救われたでしょうね
戦は敗者だけでなく勝者にも深い傷を残すんですね


織田信長のあれというのも初めて知りました。

歴史のお話って心打ちますね

No.39 りこ (2012/02/20 Mon 16:06:12) ID:4N2EzOTI5MmZ SoftBank